子供のうつ病は今や世界常識!症状を見逃さず治療しよう

年々増え続けるうつ病患者

うつ病の患者は年々増え続けており、2020年にはうつ病は世界第二位の病気になるとされており、幼い子供のうつ病というのも近年の研究で認められるようになりました。幼い子供であれば軽症のうつであることが多いため、薬物治療をおこなわなくても、カウンセリングや休養、本人や家族に対する認知行動療法や食事、栄養指導などで解決できるのです。年齢があがるについれて、気づかないまま放置されれば重症化されていくため、大人のうつ病に関しても本来は幼いころから潜んでいたものである可能性も高いのですよ。

小学校高学年になると問題行動が目立つ

子供のうつ症状は根底にあるものは大人と同じですが、二次症状に違いがでます。小学校4年生から6年生の高学年になると、低学年同様に身体の不調を訴えたり、発達障害によるものが多いものの、その一方で朝、起きなくなったり、不登校になったり、孤立するといった行動面でも問題も目立ってくるようになるでしょう。さらに症状に男女差が出やすくなる時期で、男の子は攻撃的でイライラするなど外に向けたものが多く、女の子は孤立する食べようとしなくなるなどの内にこもる変化がみられるようになります。うつ病と診断された患者が増えるのが10歳前後からと言われていますから、低学年にくらべるとサインをみつけやすくなってきますので、ただの反抗期などと考えず、長期化するようであれば、診察や治療も検討しましょう。

治療の基本は大人と同じく休養

子供のうつ病治療においてもまずは休養が必要です。家庭での休養はもっとも基本的な治療方法です。心理療法や薬物療法、認知療法等のほかの治療を選ぶとしてもベースとなるのが休養で重要な役割を担います。逆にいえば、これなくして回復はあり得ません。回復には、まずは消耗しすぎてしまった心身のエネルギーを取り戻すことが先決で、本人の頑張りとともに、家庭内での叱責をなくす環境調整をおこなうことが必要です。子供の場合は学校を休ませたり、家でなるべくゆっくりさせてあげることが休養で、焦らせる言葉や気を沈ませる小言や叱責をしないようにしましょう。また、両親の不和などがストレスの要因になっている場合は、それを是非するか見せないように努力することも大事です。子供を甘やかすなんて声も聞こえてくることもありますが、休養は主観的な甘やかしではなく客観的なもので、まずは家族がそれ理解し、周囲にも広めていきましょう。

うつ病は年齢や性別に関係無く誰でも発症する可能性があります。特に高齢者のうつ病の症状は加齢による疲労や認知症の症状と酷似しているので周囲の人が気が付きにくい点を注意します。